2018年3月
愛犬の問題行動 本当に直したいなら 東京練馬のエルフドッグスクールまで【お散歩中に他の犬に吠えてしまう子にはパーソナルエリアを見極めてあげるのも1つの手段です!】練馬 杉並 中野 武蔵野 新宿 世田谷
犬にも人にも、各々にパーソナルエリアという範囲があります。
トレーニングの場合は、不快な反応を示す範囲のことを言います。
例えば、空いている電車内で、他に席が空いているのに隣に座られたら不快ですよね。
不快に思う距離と思わない距離の境目がパーソナルエリアです。
犬の場合は、相手を注視した時点でパーソナルエリアと言う人と、相手に対して吠えるという行為に及ぶ距離をパーソナルエリアと言う人といますが、重要なのはそこではありません。
重要なのは、犬には「注視エリア」と「反応エリア」があるということです。
自犬を中心に反応エリアがあり、その外側に注視エリアがあります。
他の犬に対して吠えてしまう子をトレーニングする場合、相手の犬が自犬の反応エリアに入る前に、こちらは注視エリアを出て、その時点で好子を与えると、注視エリアは内側に広がります。
つまり、反応エリアが狭まるということです。
これも数あるトレーニング方法の1つであり、これだけが正しいわけではありませんが。
愛犬の問題行動 本当に直したいなら 東京練馬のエルフドッグスクールまで【○○トレーニング方法は、全て人から犬への押しつけであることを理解しないといけない!】練馬 杉並 中野 武蔵野 新宿 世田谷
過去はテリー・ライアンからイアン・ダンバーへ。
シーザー・ミラン、ジェームス・サーペル。
世の中のカリスマは数年毎に移り変わります。
「科学的に証明されている」という言葉も、科学の進歩と共に、過去では証明できなかった事象も現代では証明できる。また、過去と違う証明結果になる。なんてことはザラにあります。
にもかかわらず、ドッグトレーニングはその時々の流行りのトレーニング方法に左右されてしまうのは、とても残念なことです。
○○方法、○○流を語っているトレーナーさんは、自ら考えて犬と対峙する、飼い主さんと対峙するということを放棄していることを、自ら証明しているのだと思います。
飼い主さんもまた、○○方法、○○流にすぐに流されてしまうのはあまりにも安易であると言えます。
犬のパーソナリティーが個々で違うのは、先天的な性格と後天的な環境要因によるものです。
トレーニング方法は、その違いによってセレクトしていきますが、犬に理解させるプロセスは同じです。
方法や流派に関係無く、そのプロセスにそってトレーニングを施す。
その引き出しは多ければ多い方がいいです。
○○方法、○○流を語るトレーナーさんは、インフルエンザにも肺炎にも胃痛にも、風邪薬しか処方できないようなもんです。
僕らは犬の言葉にもっと耳を傾けなければなりません。
愛犬の問題行動 本当に直したいなら 東京練馬のエルフドッグスクールまで【無駄吠えの問題行動は無視では直りませんよ!】練馬 杉並 中野 武蔵野 新宿 世田谷
1つの行動が強化されていくプロセスは、その行動の直後に強化子が与えられてることで成立します。
例えば、犬がお座りをした直後にオヤツ(強化子)を与えられると、強化子が与えられた直前の行動であるお座りは強化されます。
無駄吠えは、その行動自体が強化子になっている場合がありますので、その場合は無視しても直るわけはありません。
欲求不満で吠えてる場合は、欲求が満たされない限り吠えは止まないので、無視しても直るわけはありません。
物音や外を通る人、他の犬に吠える場合は、吠えることで刺激が消滅するという「負の強化」がなされますので、無視しても直るわけはありません。
つまり、強化ポイントが理解できていないトレーニングは無意味であるということです!
愛犬の問題行動 本当に直したいなら 東京練馬のエルフドッグスクールまで【噛みつき犬を施設に預けてトレーニングすることは無意味なのでしょうか?】練馬 杉並 中野 武蔵野 新宿 世田谷
http://vbm.jp/seimei/85/
1月29日にNHKで放送された「プロフェッショナル 仕事の流儀」にて、栃木県の中村訓練士による体罰トレーニングの影響か?日本獣医動物行動研究会が上記URLにて声明を出しました。
残念ながら、重度攻撃性を持つ犬に出会ったことのない先生達の声明だと思いました。
以前書いたように、委託トレーニングと出張トレーニングでは、施せるトレーニングの内容が違います。
特に、重度攻撃性の犬をトレーニングする場合、預かり施設は必須だと私は考えています。
理由は、飼い主さんに取り返しのつかない被害が及ぶ前に犬と隔離すること。そして、トレーナーは自己施設にて、いつ攻撃されても回避できる環境を持てることが重要だからです。
攻撃性の高い犬と接する場合、0.1mmの指先の動きで噛みにくるこないが別れます。それだけ集中力が必要になるので、こっちはヘトヘトになります。
柴はもとより、グレートデン、グレートピレニーズ、マスティフ、ジャーマンシェパード、ゴールデンレトリバー、シベリアンハスキー、紀州犬、甲斐犬、北海道犬、秋田犬etc・・・
これらの犬の攻撃性から、飼い主さんを守り、我が身を守るためには、預かり施設は必須だと思うのです。
リンク先では、預かりトレーニングは意味をなさないと書かれていますが、本当に身の危険を感じる犬と対峙したことのある人物であればそんなことは書けません。
愛犬を預けてトレーニングすることは、1つの選択肢としてありえる判断だということは覚えておいていただきたいです。
愛犬の問題行動 本当に直したいなら 東京練馬のエルフドッグスクールまで【生後4ヶ月未満のパピーと4ヶ月以降のトレーニング内容が違うわけ】練馬 杉並 中野 武蔵野 新宿 世田谷
犬をトレーニングする上で、生後4ヶ月未満の子犬と4ヶ月以降の子犬では施すトレーニング内容が違います。
理由は、犬は生後4ヶ月を過ぎると、物事の原因と結果の因果関係を理論的に理解できるようになるからです。
つまり、4ヶ月未満の子犬には人間社会のルールを理屈なく受け入れてもらうことが可能ですが、4ヶ月以降になると、子犬が理解した社会のルールと、飼い主側が理解させたいルールとに理解の行き違いがうまれます。
ゆえに、それからの改善は、子犬に納得のいく説明をして受け入れてもらわなければならなくなります。
人間で例えるなら、幼稚園児程度の年齢の場合、ありがとう・いただきます・ごめんなさい、などの言葉に理論的な理解はありません。ほとんどがオウム返しの状態で、そこから理屈を理解していきます。
小学生程度になると、自分にとって有益なことをしてもらったから「ありがとう」、相手に不快な思いをさせてしまったから「ごめんなさい」の理解が理屈として理解できます。
時々、ありがとうやごめんなさいが素直に言えない子供がいますが、この年齢の子の理解を修正するには、この子の理解力・社会性の有無・育った環境・今までの教育など、さまざまな要因を加味して修正に導かなければなりません。
これと同じことが、犬の場合は4ヶ月という月齢を境に別れるわけです。
とても簡単に書いてしまいましたが、当所のパピートレーニングが4回で修了できるのは、教えるべきポイントだけ教える方法をお伝えできるからです。