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問題行動の改善には、その行動と行動の前後状況に着目することが大事。エルフドッグスクール

問題行動の改善には、その行動と行動の前後状況に着目することが大事。エルフドッグスクール

愛犬の行動が強まるか弱まるかは、【随伴性ダイアグラム】に当てはめるとわかりやすく可視化できます。

随伴性ダイアグラムとは、

【直前状況→行動→直後状況】

のように、行動の前後の状況の変化を図示したものです。
ここにそれぞれの項目を当てはめていくわけですが、犬が答えてくれるわけではないので、人が代わりに当てはめていくわけですが、その分勘違いもありますので注意しましょう。

コツは、
第一に行動に着目します。
例えば『吠える』という行動をした時に、その行動の前後では何が変わったでしょうか?

・インターホンが鳴ると吠える
この場合、すでにインターホンと来客が古典的条件付け(第3回授業)によって結びついていますから、インターホンの音=来客とします。
なので直前状況は【来客】です。
来客→吠える→直後状況
では直後状況は何でしょう?
来客の多くは、玄関先で事を済ませ立ち去ります。ですから、
来客→吠える→来客の消失
ということで、【負の強化】が起こっていることがわかります。
負の強化は『嫌子消失による強化』(第4回授業)ですから、犬にとって来客は嫌子であるとわかります。
何が強化子であるかがわかれば、対処法が見えてきます。

・来客の際、愛犬にオヤツをあげてもらい、来客を好子に代える
・友人に頻繁に遊びに来てもらい、来客に慣れさせる。
・人間の存在に慣れさせて嫌子作用を消す
・来客時に逃げ込める安心スペースを作る
・インターホン=来客の古典的条件付けを消去する
などなど、いくらでもアイデア次第で改善方法は考えつきます。

今回は例として来客を嫌子としましたが、来客が好子で吠えが強化されていることもありますからね。
先入観をゼロにして、行動主義的に愛犬の行動のみに着目できることが大切です。

他にも、何かから逃げる怯える・噛みつく威嚇する、などの行動は、何かしらの要因で強化されていることがほとんどです。
行動と行動の前後状況を随伴性ダイアグラムに当てはめて、解決策を見つけ出しましょう。

当然全てがオペラント条件付けによって強化されているわけではありませんから、そこは勘違いしないように。

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