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無駄に無視は嘘だった? では解説しましょう

無駄に無視は嘘だった? では解説しましょう

言語の吠えと情動の吠え

一昔前までは、無駄吠えは無視しましょうが一般的でしたが、最近では、吠えは犬の主張なんだから、無視をすることは犬を尊重しない行為、心を傷つける行為として敬遠されはじめています。
この風潮はいいことだと思います。
やはり犬と共に生きることを選んだ以上、犬を犬として尊重することは大切ですからね。

それは置いといて、当塾は『まったく感動しない犬塾』のとおり、「犬の心がどうこう」とか「優しさがどうこう」という主張は一切排除して、ただただ粛々と犬の行動について学ぶ場ですから、【吠え】への対処も、粛々と解説します。

まず、犬の吠えには「言語」と「情動」の2種類あります。
言語の吠えとは、われわれ人間が使う言語と同じ用途で発せられる吠えです。
特徴は、犬が自分の意思で発声しているという点で、つまりオペラント行動です。
「僕と遊んでよ」「私にもその美味しそうなのちょうだい」

もう一つは情動によって引き起こされた吠えで、こちらは犬の感情の昂りによって引き起こされているので、自発行動ではありません。
人間で例えると、悲しい時に涙を流して泣きますが、この泣くという行動は、自発行動ではなく、悲しいことがあったら、泣きたくなくても自分の意思とは関係なく泣いてしまいますよね。おかしくて笑うのもそうです。

犬の場合は、このどちらも【吠える】という同一の行動になってしまうので、人間にはわかりにくいわけです。

オペラント行動の吠えは、過去の経験により吠えるという行動が強化された結果なので、この行動を消去したい時には、吠えに報酬を与えなければいい。つまり【無視が意味をなす】わけです。

対して、情動に引き起こされた吠えは自発行動ではありませんから、こちらは【無視が意味をなさない】んです!

思い返してみてください。あなたが悲しくて泣いた時に何か報酬が出現しましたか?おかしくて笑った時に何か報酬が出現しましたか?
報酬の有無に関係なく泣いたり笑ったりしますよね?

つまり、情動に引き起こされた吠えは、報酬出現を無くしても(無視をしても)吠える行動の消去はできないんです。
(※ただし、はじめは情動の吠えだった行動が、結果を伴って強化されることはあります。行動分析学では、感情の動きも行動として考えます。
例えば、何か失敗をして上司から怒られている時に、感極まって泣いてしまった。そしたら上司が怒るのをやめた。なんて経験は、嫌子消失による行動の強化が起こります。なので、泣くという行動が強化されることはあります。)

吠えに対して、十把一絡げに無視をしなさいというのも、無視をするのはやめましょうというのも、上記の理屈がわかっていないのならば、どちらも表面上の感情論なわけです。

理屈を理解した上で、無視をするのかしないのか選ぶのは、あなたです。
どっちにしても、犬が選ぶことはできません。

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