愛犬の問題行動は絹織物のように【愛犬の問題行動専門ドッグトレーナー】エルフドッグスクール東京練馬

愛犬に何かしらの問題行動が発現したとき、人はその行動だけを変えようとしますが、本質はそれだけでは解決しません。

例えば、家の外の物音に吠えてしまう子に対して、人はその吠え行動のみに着目し治そうと考えがちですが、実際には以下のように複数のfactorにapproachが必要です。
失礼。複数の要因への対処が必要です。

・外の物音に反応する理由を見つけ排除する
・反応しないですむ心を育む
・そのために認知機能をあげる
・そのために多科目のコマンドを教える
・そのために人のアテンションに集中できるようにする
・そのために落ち着きを見つけ育む
・そのために愛犬の行動を観察する
・そのために声かけを適切にする…etc

声かけを適切にすればコマンドを無視されなくなります。
無視されなければ多科目を楽しく理解します。
多科目のコマンドが理解できれば反応刺激を理解して推測して判断するチカラがつきます。
そうすれば刺激受容が高まります。
刺激受容が高まれば新奇刺激にも意欲的に向かえます。
世の中の怖いものが減ります。
吠える必要が無くなります。
幸福度が上がります。
あなたとの体験の共有が増えます。

つまり、愛犬の吠えを治すには、一見吠えとはなんの関係もなさそうな『飼い主の愛犬への声かけを見直す』なんてことも吠えを治す一因子になりうるのです。
そしてそれは、また違う他の行動とも絡まりあっています。

愛犬さんの行動は、あなたとの日々の生活の全体の流れの中で形成されています。
それは、1本1本の糸が無数にからまって織り成される反物のよう。
なので、その中の1本の糸だけ抜き取って取り替えるということはできません。

近視眼的に目の前の事象を見たのでは、美しい模様を織り成すことはできません。

散歩中の引っ張り、留守番中のイタズラ、トイレの失敗、ひろい食い、噛みつき、無駄吠え、etc

あなたが困っている愛犬さんの行動は、あなたとの生活の中で織り成された模様です。
どこが絡まっているのか見つけ出して、乱暴にではなく柔らかくほどいていければ、必ずもとの美しい模様に戻ります。

ひろい視野で、その美しい模様の完成を想像していただきたいです。

まったく感動しない犬塾noteより
https://note.com/dogschoolelf/n/na8bcf0143cff?sub_rt=share_b