『クリッカー=いいこと』にするっていうドッグトレーナーいまだにいるけど間違えてますよ!【愛犬の問題行動専門ドッグトレーナー】エルフドッグスクール 東京 練馬

ドッグトレーニングにおいて、クリッカーはとても有用な道具です。
犬がクリッカーの鳴る意味を理解できると、クリッカーの汎用性は途端に広がり、新しい行動を教える際の手がかり、つまりクイズ番組の正解音として犬の行動を特定強化できます。

クリッカーを使う際にオヤツの対呈示は必須で、このシステムから「犬に、クリッカー音=オヤツと理解させます」という間違った認識がプロにも広まっています。
この説明をしてくるドッグトレーナーは、そもそも理論を正しく理解できていないので、クリッカーの使い方がまちがっていることが多いです。

例えば、自犬が他犬に対して吠えてしまうのをクリッカーを使って治そうとした場合、吠えずに他犬に注目している時にクリッカーを鳴らせというドッグトレーナーがいます。
これは間違いです。
彼らの認識は、クリッカー=オヤツになっているのであれば、クリッカー音がしたら振り向く、その時にオヤツをあげて、他犬ではなく飼い主の方に注目するように強化する。という説明をしてきますが、
実際には、
他犬に注目→クリッカーが鳴る→飼い主を見る→オヤツをもらう→また他犬を見る
という行動システムが成立します。
なぜなら、オヤツをもらうにはクリッカーが鳴ってから振り返ればいいからです。

本当の使い方は、
他犬に注目→飼い主は黙って少し動いたり、リードをブラブラさせたりして犬の気をひく→自犬が飼い主を見る→クリッカーを鳴らす→オヤツをあげる
という手順であって、これなら自発的に飼い主を見る行動は強化されます。

で、そのことをAIに指摘したら、AIもクリッカー音=オヤツにするって言うもんだから、論破してみました。
そしたらAIが「あなたの言う通り」といったので、その全文を載せた記事をこちらに紹介しておきます。
https://note.com/dogschoolelf/n/na9bd5fbacb28?sub_rt=share_b