子犬のしつけ心配事②〜トイレトレーニング〜

トイレトレーニングは、犬の幼稚園・保育園、犬のしつけ教室などで教わることの難しい、出張トレーニングだからこそ成長を期待できる学習のひとつです。

・ダメといってもなおらない。
・オシッコをしてからサークルから出したのにまた失敗。
・サークルではできるのにリビングではできない。  

これらの問題は、往々にして
フリーにしすぎ
が原因です。

子犬は1日10〜20回ほどオシッコをします。24時間から睡眠時間を引いてオシッコの回数で割れば、30分に1回程度になります。
つまり、少なくともそれ以上リビングフリーにしておいたら失敗されて当然なんです。

子犬の学習能力が上がり、物事を理論的に考えられるようになる時期がおよそ生後4ヶ月以降ですので、それまではいかに失敗させないかが鍵となります。
ですが、失敗を恐れすぎて、子犬をサークルに入れっぱなしにするのはNGです。
なぜなら満たすべき他の欲求が一切満たされないため、トイレトレーニングどころじゃなく他の問題行動が発現する可能性が高いからです。

ではどうするのか?
【成功・失敗の時間をノートに書き出す】
トイレ成功・失敗の時間を書き出すことで、子犬のおおよそのトイレサイクルが把握できます。

【サークルからの小まめな出し入れ】
子犬をサークルから出す際は、前回オシッコした時間から逆算して、出しておける時間を割り出します。

【サークルから出したら放っておかずに遊ぶ】
子犬をサークルから出したのなら、食事の用意やお洗濯などしている場合ではありません。出している時にしっかり遊んでエネルギーを発散させます。病気じゃない限り遊んでいる最中にオシッコが漏れることはありません。遊びに飽きてフラフラとどこかにいってしまうとオシッコを漏らされる前兆なのでサークルに戻します。

【所定の位置でオシッコできたら褒めてまた出す(ご褒美のオヤツをあげる)】

上記の方法はご家族で協力し合いながら進めてください。

もちろんこの方法は一般的なトイレトレーニングのセオリーですので、全頭に当てはまることではありませんし、実際はサークルの中での吠えや、自分でサークルに戻るようになるためにはどうするか、トイレシートを破いてしまう場合などの複合的な問題も出てくるため、困っていたり不安がある場合には当所までご相談ください。