いろんなところで良いドッグトレーナーの選び方たるタイトルを目にしますが、どれも主観的で、自分がそういうドッグトレーナーを目指しているから、もしくは探しているからという枠内の話となっている嫌いがあります。
なので、ドッグトレーナーに『良いドッグトレーナーとは?』とたずねると自ずとその本人のこととなることがほとんどです。
またそうでなければダメでしょうけど。
まぁ、僕も例に漏れずそうでした。
良いドッグトレーナーとは?の問に答えると、「結局それって自分のことだよね」ってなってました笑
なので、どうにかもっと客観的に選ぶ方法は無いかなと模索しながら、ひとつこれなら客観的だという事象に気づきました。
それは、
動詞に注目して!
ということです。
言葉って記号しての側面と、意味としての側面があると思うんですけど、 良いこと言いの人って、言い方変えてるだけ、つまり名詞を変えているだけで本質の意味は変わってないことがよくあるんですよね。
例えば、「問題行動」という言葉を使いたくないので「思い出」という言葉を使うとか、「手のひらを見せる」ことを「ハンドフラッシュ」と言うとか、「犬」という言葉使いたくないので「しっぽさん」と呼ぶとか。
これって記号としての呼び名、つまり名詞が変わっただけで本質は変わってないんですよ。気分の問題なんです。
「問題行動」を「思い出」と呼び名を変えたところで、本質的な問題はなにひとつ解決しないし、その事実に困っている人が犬がいなくなるわけではありません。
お散歩会もパックウォークもソーシャルウォークも同じです。
ドッグランもドッグパークもドッグフィールドも同じです。
ドッグトレーナーも犬訓練士も同じです。
対して、動詞には本質が出ます。
従う・従える・コントロールする・リードを引く… 導く・促す・与える・合図を出す…
名詞がいくらステキでも、動詞にはその人の本性が出やすいです。
どの動詞が使われてたら良いドッグトレーナーかはわかりませんが、動詞の感覚が合うトレーナーは、あなたと価値観が近いトレーナーかもしれません。
名詞より動詞に注目すると、ドッグトレーナーのキラキラプレゼンに惑わされなくなるかもしれませんね。