巷に広まっている方法では食糞は治りません!だって治ってないでしょ?困ってるならとりあえず読んでください

食糞は原因が多岐にわたるため、これだけやれば治るという方法はありませんが、今回はいくつかある方法の中で文章で説明しやすい方法をご紹介いたします。
まず、すでにどこのドッグトレーナーでも公開している、ウンチにビターアップルをかけるとか、ウンチをしたら食べる前にオヤツをあげるとかは方法で食糞が治ることはほぼ無いので省きます。

では、 エルフドッグスクールのやり方とは?

まず、愛犬のウンチのタイミングを知りましょう。 一般的な犬がウンチをするタイミングとして、
・ご飯を食べたあと
・遊んだあと
・寝起き
があげられますが、成長と共にウンチのタイミングも変わるので、一番いいのはトイレの時間とその前に何をしていたかをメモしておくと良いでしょう。
タイミングを把握したら、ウンチをしそうな時間には側にいていつでも声かけできる体勢をとっておくことが必須です。
そして、実際にウンチをしたら、すかさず慌てず落ち着いてオヤツを提示します。
ウンチに愛犬の気持ちが向かうより、オヤツに気持ちを惹きつけます。

と… ここまでは普通のドッグトレーナーさんが公開している方法と同じですが、 エルフドッグスクールではそこに「オイデ」を加えます。

このオイデを加えるというのがものすごく重要で、
ウンチ→オヤツの提示
だけだと、人間がいる時は食糞しないのですが、人間が見ていない時には食べてしまうことがほとんどです。
心当たりのある読者さんは多いのでは?

エルフドッグスクールのやり方はそこにオイデを加えることで、
【ウンチをしたら自分からオヤツをもらいに行く】
という学習をさせます。
そうすることで、愛犬はウンチをしたらあなたの所へオヤツをもらいに来るようになります。

オイデまで教えずに、ウンチをしたらオヤツの提示だけで終わらせると、人間がいる時はオヤツがもらえるけど、いない時はオヤツがもらえないので食糞をしてしまいますよ。ということです。
このような方法をトレードオフ といい、ドッグトレーナーがよく使う手法ですが、正直私は好手とは思えません。
片方を得ると片方を失うという学習は、より興味の強い物への執着を高めたり、どうにか両方得ようという意識を高めたりしてしまう嫌いがあります。

オイデの結果報酬を得たという学習はトレードオフではありませんので、純粋にオイデ行動の強化につながります。
これを 対立行動分化強化 といいます。

冒頭でお話したように、食糞の原因は多岐にわたるため、原因の特定には詳細な聞き取りが必要です。 また、オイデをかけるタイミングなど、細かなアドバイスを必要とされる方は当所のオンラインカウンセリングをご利用ください。

2025/08/30まで真夏のオンラインカウンセリング割引価格で受付けております。