愛犬と共に詩的世界を生きる【愛犬の問題行動専門ドッグトレーナー】エルフドッグスクールは東京練馬 中野区 杉並区 新宿区 港区 文京区 中央区


「犬って詩的な生き物ですよね。」
2023年末にお会いしたクライアントさんの言葉です。

1月1日 能登半島地震
1月2日 羽田空港航空機衝突事故
2024年は大波乱の幕開けとなりました。
実は1月2日の事故の1時間前に、僕のパートナーが羽田から飛行機で飛び立っていました。そのすぐ後にあんな事故があるなんて、展望デッキにいた僕は想像もしていませんでした。
生きるとは、まったく予測がつかないものですね。

『自分のために生きる』『誰かと共に生きる』『誰かのために生きる』
生きるとはいろいろな形があります。

震災があったしインスタは不謹慎だから自粛しようという人もあれば、支援しようと思う人もいる。
全ての不幸に自粛してもしょうがないと思う人もいれば、お金もうけのチャンスと思う人もいる。

どの生き方もその人の生き方です。共感してもらえることもあれば批判されることもあります。
「正しい」は人の数だけあります。

どんな生き方を選んでも、全ての生命はいつか尽きるし、いつ尽きるかわかりません。
「だから1日1日が大切で一生懸命楽しむんだ」と言うと、すごくいっぱい【いいね】がつくんだけど、
あなたの愛犬はきっと「1日1日を精一杯楽しんで生きるんだー♪レッツパーリー♪」とか考えてなくて、ただ毎日をあなたと一緒にいて、あなたと何かで遊んで、どこかを散歩して、何かを食べれたらきっと楽しい生涯なんだろうな。

詩を読む人はわかると思いますが、詩を「正しさ」で読むと実に意味不明です。
僕は、詩の読み方は分析ではなく感じる面白さと思っています。
文章より絵画に近い感覚です。
だから詩には色があります。文字は美しく流れ、リズムがあり、時間の経過もあります。そこには表情もあります。

詩は、他の文学に比べると特に相互的な文学で、書き手と読み手のノンバーバルに近いコミュニケーションによって成立するのではないかと思います。
もちろんそこには『詩とは』という本質の理解が必要で、そういう意味でも、「犬って詩的な生き物ですよね。」って言葉に、なるほどと思わされたって話です。

徹底的行動分析は、犬の行動を公化しました。
ですが、中原中也が言ったように、【名辞以前】言葉になる前の言葉を探す物語は、あなたとあなたの愛犬だけが綴る詩的世界なのでしょう。

波乱の幕開けになった2024年ですが、皆様と皆様の愛犬さんが、また1年を笑顔で暮らせることを祈っています。