犬の訓練しつけ方トレーニング『過保護っていいこと?悪いこと?』練馬エルフドッグスクール

犬の訓練しつけ方トレーニング『過保護っていいこと?悪いこと?』練馬エルフドッグスクール






ここだけの話ですが、うちの愛犬は過保護に育てられていると思います(笑)

ご飯は完全手作りで、生の馬肉をベースに野菜のみじん切りをトッピングしています。お留守番もなるべくさせないように、家族で協力しながらできる限り誰かが在宅するようにしています。お散歩中も、路地などから自転車が飛び出してこないか、必ず私が先に顔を出して確認します。

どうです?多分皆さんよりも過保護でしょ?
ですが、うちの愛犬は問題行動が0です。過保護なのに。

そもそも、過保護とはなんでしょう?

「犬は自由にさせてあげるのが一番。行きたいように散歩させて、食べたいものは何でも食べさせてあげるのが幸せなんだ。」
これは過保護でしょうか?
いいえ、これは過保護ではありません。
これは、責任の放棄。
厳しい言い方では、「未必の故意による虐待」と言います。

犬は、保護者無くして、幸せで安心できる生活を得ることはできません。愛犬と共に生活をする以上、飼い主さんには愛犬を守る「責任」があるのです。

過保護とは、「過剰な保護」を指しますが、実は、過保護が原因で犬が問題行動を起こすようになるケースは少ないんです。
なぜなら、犬を守るためには、「NO」を教えなければならないからです。
危ないからお散歩での引っ張りはNO。
体に悪いから人間の食べ物はNO。
NOをちゃんと教えてもらえた犬は、問題行動を起こしません。
だから私の愛犬は問題行動を起こさないのです。

そして、次が超重要ポイント。

「NOをYESにしてあげること!!」

愛犬がNOを理解してくれた時には、そのことをいっぱい誉めてあげてください。
NOだけではダメ。YESだけでもダメ。
YESとNOをバランスよく使い分ければ、愛犬は尻尾をブンブン振って皆さんの笑顔を心待ちにするでしょう。

どうか、愛犬を守ってあげてください。「保護」してあげてください。

だからと言って、「外は危険だから、お散歩になんて出さないわ。」なんてのはいき過ぎ。

何事も、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」ですね。