SNSでの発信を見ると時々、「引っ張りっこ遊びは犬が凶暴化する原因となるのでやめましょう。」という注意書を見る。
たぶん、引っ張りっこ最中にあげる【唸り声】がそう思わせる原因なんだろうが、
実はこの唸り声は、威嚇と遊びでは異なる信号であることが、すでに証明されている。
【声のトーンによる仮想サイズの変更】
クロスモーダルマッチングパラダイム(説明は省きます)を使用して、犬がマッチングの写真に反応するかをテストしました。
その結果、フードガードのような攻撃性のある唸り声を聞いた時には、唸り声をあげている犬と同じサイズの犬の写真に注目し、遊びの唸り声を聞いた時には、一致するサイズの犬よりも大きい犬の写真に注目しました。
これによって、遊びの唸り声は、体のサイズを誇張する手段であることがわかりました。
つまり犬は、遊びの時には自分は見た目よりも大きい存在であり頑丈な存在であるから、遠慮しなくても大丈夫だよ、もっと遊ぼうよ。と伝えているというのです。
威嚇の唸りと遊びの唸りが違うとわかったので、自信をもって愛犬との引っ張りっこを思う存分楽しんでください☺️