過剰なしつけで愛犬が死んだ――飼い主が「虐待」告発 ペットサロン経営者は反論も、自治体・専門団体が調査へ
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ac7da555659f2fabe35a3e389f911bb53a4bfec
先日、北九州市のトリミングサロンでおこった虐待死亡事件。
しつけの名の元に暴力が正当化されました。
正直に言うと、これに近い事例は今でも日本中で起こっていて、もっともらしい理由をつけられて泣き寝入りせざるをえなかった飼い主さんは山ほどいると思います。
なぜこんなことが起こり、また無くならないのか?
ひとつは、犬が従属的であるゆえに人間が支配的になってしまう。
犬が嫌いで犬の仕事をしている人はいないと思います。
ですが、しつけの名の元に犬に命令をかけ従わせているうちに、自分の中の支配性が肥大化してしまうのではないでしょうか?
もうひとつは、止めてくれる人がいない。
今回のサロンのケースは、オーナーが絶対的権力を持っていて、周りは意見できなかったという状況だったようです。
ドッグトレーナーによる暴行・虐待・死亡事件もまた、人目のないクローズな空間でトレーニングをしていたり、訓練所の所長による暴行のため所員が止めることができないなどのケースがほとんどです。
そして、これらの事件は故意に起こったものではなく、感情のコントロールができないことによる事件なので、残念ながら今後も無くなることは無いと思います。
我々が自浄努力を怠ってはならないのは言うまでもなく、飼い主さん方にもそのような現状があることを知ってほしいんです。
YouTubeで再生回数が多いから、テレビで嵐と一緒に出てたから、本を出してるから、
これらはトレーナーを選ぶ理由になりません。
信念があるから
これはトレーナーを選ぶ理由になりません。
信念なんてどのトレーナーにもありますよ。
信念よりも、真実を追求できる知識と経験、そして感情をコントロールして冷静でいられることです。
正直、多弁でステキな言葉を並べるトレーナーは警戒すべきと私は思います。