古典的条件付け・オペラント条件付け・消去・行動のバーストをいっぺんに解説してみた【問題行動専門ドッグトレーナー】エルフドッグスクール 東京 練馬 杉並 中野 世田谷

古典的条件付け・オペラント条件付け・消去・行動のバーストをいっぺんに解説してみた【問題行動専門ドッグトレーナー】エルフドッグスクール 東京 練馬 杉並 中野 世田谷
古典的条件付け・オペラント条件付け・消去・行動のバーストをいっぺんに解説してみた【問題行動専門ドッグトレーナー】エルフドッグスクール 東京 練馬 杉並 中野 世田谷

【古典的条件付け・オペラント条件付け・消去・行動のバーストをいっぺんに解説してみた】
ルイ君と上島珈琲のテラスでモーニング。

このテラス席に着くと、ルイ君はソワソワし始めます。
なぜなら、ここに来るとパンの耳をもらえるからです。

もともとは中性刺激 であった上島珈琲が、生得的な好子(無条件刺激)であるパンの耳との対呈示によって条件刺激へと変化した結果、パンを注文しない日でもソワソワするようになったわけです。
これを #古典的条件付け と言います。

パンやピザトーストを注文したときは、身をのりだして欲しがります。
可愛いし、僕は人間の食べ物をあげることに躊躇がないのであげます。
そうすると、身をのりだした行動にパンの耳という好子が加わりますので、身をのりだしすという行動は強化されます。
これを #オペラント条件付け の #正の強化 といいます。

これはどちらも行動を消去することは可能です。

パンを注文して、ルイ君がそれを欲しがって身をのりだしても、パンの耳は与えない。
つまり、行動に対して好子が加わらない状況を作ります。
すると、身をのりだす行動は起こす意味が無くなりますから、身をのりだすという行動は消去されます。

ただし、一度強化された行動は、消去される過程において一時的に強まることがあります。これを #反応のバースト といいます。
目の前にパンの耳があるのに、それをあげないでいると、身をのりだすという行動は一時的に強まるわけです。
その過程を経て、今や身をのりだしても好子の出現はなされないと学習すると、身をのりだすという行動は消去されます。

同時に、上島珈琲に着いてもパンの耳はもらえませんから、条件刺激である上島珈琲から、無条件刺激であるパンの耳の対呈示が無くなるので、古典的条件付けによって引き起こされていたソワソワも消去されます。

古典的条件付けは自発意思ではありませんから、消去の過程においてバーストは起こりません。

上記を理解した上で、僕はルイ君にパンの耳をあげちゃうのでした。