犬のしつけ ドッグトレーニングの優先順位

僕達プロトレーナーへ寄せられるご相談は、愛犬に問題行動が出てからがほとんど。
だから、その問題行動を直すためのトレーニングが必要になりますが、ペットショップにいるパピー達にはまだ目立った問題行動は出ていないため、トレーニングといっても何をトレーニングするのか?


それは、今後予想される問題行動を予防するためのトレーニングをするわけです。

では、今後予想される問題行動とは何か?

全ては、犬種・月齢・性格によって変わります。

例えば柴なら、予想される問題行動は噛みつきになるので、どこでも無理なく触れるように、ホールドスチールやタッチングが最優先になります。
ラブやゴールデンなら、散歩の引っ張りや拾い食いが予想されますから、喜求力を上げてアイコンタクトをとれるトレーニングが必要です。

ホールドもタッチングもアイコンタクトも、全ての犬種・性格に必要なトレーニングですが、要は教える順番が違うわけです。

前述した柴に、お座りや来いを教えるなら、それより先に教えなきゃならないことがあるわけです。

パピーの時期は短いですから、限られた期間の中で、いかに効率よく物事を教えていくか。
これがパピートレーニングには必要になるわけです。