過去はテリー・ライアンからイアン・ダンバーへ。
シーザー・ミラン、ジェームス・サーペル。
世の中のカリスマは数年毎に移り変わります。
「科学的に証明されている」という言葉も、科学の進歩と共に、過去では証明できなかった事象も現代では証明できる。また、過去と違う証明結果になる。なんてことはザラにあります。
にもかかわらず、ドッグトレーニングはその時々の流行りのトレーニング方法に左右されてしまうのは、とても残念なことです。
○○方法、○○流を語っているトレーナーさんは、自ら考えて犬と対峙する、飼い主さんと対峙するということを放棄していることを、自ら証明しているのだと思います。
飼い主さんもまた、○○方法、○○流にすぐに流されてしまうのはあまりにも安易であると言えます。
犬のパーソナリティーが個々で違うのは、先天的な性格と後天的な環境要因によるものです。
トレーニング方法は、その違いによってセレクトしていきますが、犬に理解させるプロセスは同じです。
方法や流派に関係無く、そのプロセスにそってトレーニングを施す。
その引き出しは多ければ多い方がいいです。
○○方法、○○流を語るトレーナーさんは、インフルエンザにも肺炎にも胃痛にも、風邪薬しか処方できないようなもんです。
僕らは犬の言葉にもっと耳を傾けなければなりません。