【愛犬の問題行動専門ドッグトレーナー・エルフドッグスクール】仁術たるドッグトレーニングとドッグトレーナーにおける倫理 東京 練馬 杉並 中野 文京 千代田

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ヒポクラテスの誓い〜犬版〜

人間の医師には心得るべき4つの倫理がある。それは生命医学倫理の4原則と呼ばれる以下の4つである。

• 患者の自主尊重原則 個人として尊重し、その自己決定権を尊重する。患者は自分の治療を拒否または選択する権利がある。
• 与益原則 医療者は患者の最大の利益のために行動すべきである。
• 無加害原則(無危害) 害悪を加えない。または、"実用的には" – 害よりも善を促進する。
• 公平・正義の原則 乏しい健康資源の分配、および誰がどの治療を受けるかの決定に関する公平原則。

これはドッグトレーナーにも当てはまる倫理観であり、特に予益原則と無加害原則はそのまま引用できる。

しかし、無加害原則は絶対的なものではなく、与益原則とのバランスがとられる。
例えば人間の医療現場でいう、末期患者におけるモルヒネまたは他の鎮痛薬の使用である。このようなモルヒネの使用は、呼吸器系の不活性化を介して患者の寿命を短くするという有害な効果を有すると同時に、患者の痛みおよび苦痛を軽減するという有益な効果を有するといえる。
同様に、ドッグトレーニングの場合、例えば危険な噛みつき犬をトレーニングするにあたって、体罰を用いるのか否かがこれに相当する。
体罰を用いたトレーニングの場合、うまくいけば短期間で犬の攻撃性を抑えることができるが、それまでに犬に苦痛を与えなければならないし、トレーニング自体が失敗する場合もある。逆に体罰を用いずにトレーニングすれば、苦痛もリスクもほぼ心配する必要は無いが、犬の攻撃性を抑えるまでには非常に長期間を要する。
どちらを選択するにせよ、実践するのは利益がリスクを上回る場合に限るべきであり、自分の選択したトレーニングが当該犬及び飼い主に害を及ぼす可能性がどれほどあるのかを知ることも重要となる。
当該犬のため、飼い主のために良いと思ってトレーニングを実践したが、最初にそれらトレーニング法を十分に評価していないため結果的に害を加えることになったというようなケースは数えきれないほど存在する。

ドッグトレーナーは最低限、自分が行なっているトレーニングがどのような結果をもたらすだろうということを、主観や常識ではなく、科学的に理論的に説明できなければならないし、それがドッグトレーナーの責任であると考える。

『医は仁術』
同様に、ドッグトレーニングも仁術でなければならない。
いかなる時も当該犬及び飼い主のためを思い、いつでも最高のパフォーマンスが提供できるよう自己研鑽を怠ってはならない。

それができないのなら、ドッグトレーナーを辞めるべきだ。

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