犬の問題行動は多々ありますが、その全てにおいて【欲求不満】が原因になっていることは珍しくありません。
犬には人間とは別に
・物を噛む
・物をひきちぎる
・匂いを嗅ぐ
・運動をする
の欲求があり、その全てを犬種・年齢・病歴・性格etcに合わせて満たす必要があります。
ハーディング・ガンドッグ・ハウンド犬種はそれらの全てにおいて欲求が強く、SNSで部屋をメチャクチャにされているのは上記犬種が多いです。
加えて10〜15kgの雑種でエネルギッシュで困るたいう相談も、欲求不満であることがほとんどです。
解決策は【欲求をとにかく満たす】です。時間がない、面倒臭い、言い分は多々あるでしょうが、まだ愛犬が若いうちに、シッターやトレーナーを雇ってでも満たす必要があります。
なぜなら、
欲求不満が問題行動の引き金になるからです。
満たされた欲求は必ず減少していきます。
どんなにお寿司が好きな人でも毎日お寿司を食べていたらいらなくなります。
どんなにディズニーランドが好きな人でも毎日行ってたら行く気がなくなります。
同様に、噛む・引き裂く・匂いを嗅ぐ等の行動も、満足するまで(自発行動として)やらせれば必ずその行動は減少します。
逆に、満たされない欲求は蓄積され、次にその行動が行える機会に爆発します。
時にはその欲求不満が吠えや攻撃性、自傷を引き起こすこともあります。
写真の子は、とてもエネルギッシュな子なのですが、年配のご婦人が飼われているので常に欲求不満であり、発散ができないので犬小屋を噛み続け、長い年月を経て自分の歯が磨り減り、欠けてしまっています。
エネルギッシュな子は、そのエネルギーを抑えることを考えてはダメです。まず悪化すると考えていいでしょう。
正解は【満足いくまでやらせる】です。
ただし、本犬の自発行動であることが前提です。
自転車での引き運動のように、強制的に運動をさせようとすると体に悪いストレスがかかり、問題は余計に悪化する可能性があります。
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