愛犬の攻撃性を高めてしまう行為〜その①〜
【愛犬に対して常に声をかけている】
勘違いほしくないのですが、愛犬に優しく声をかける、愛犬に注目する、このこと自体はとても良いことです。
犬は孤独を感じやすいので、飼い主さんから注目されることは安心になりますし、日常の充実感がアップされます。
ですが、愛犬に常に声をかけている飼い主さんは、性格的に愛犬に対して可干渉になってしまっていることが多々あります。
愛犬の行動に干渉し過ぎて、喜ぶことはなんでもやってあげて、生活を愛犬に譲って譲って過ごしていると、愛犬に【優位性】をとられる結果になり、ひいては噛みつき行動を助長してしまうことはよくあるパターンです。
※ちなみに、ここでは詳しく説明しませんが、優位性とリーダー論は混同されがちですが、厳密には違います。
散歩の催促に応える、オヤツの催促に応える、遊びの催促に応えるなどを続けることで、自分の要求は常に通じ、嫌なことは常に拒否できる。逆に言うと、拒否できない状況になったり、要求が通らない状況になったときに、相手に攻撃を加えることで自分の要求を通そうとする行動パターンの出現が高まってしまうのです。
ここで勘違いしてはいけないのですが、愛犬の優位性は生活の中で少しずつ高めてしまうことなので、人が威張ったり怖がらせたり、よく言われる威厳のある態度をとるなどをしても優位性はとれるものではありませんから、勘違いされませんように。
【解決策】
・ご自身のどの行為が愛犬の優位性を高めているのかを見極める
・愛犬が要求してからそれに応えるのではなく、愛犬が要求を出す前に、要求しそうなことを先に与える(散歩・オヤツ・遊びなど)
・飼い主さんの優しい声かけは犬にとっての好条件であり、好条件は常に与え続けると好条件としての機能はなくなるということを理解する(お寿司や焼肉はたまに食べるからまた欲しくなるが、毎日3食食べ続ければ好条件ではなくなる)
・言葉はハッキリと抑揚をつけて話しかける
ご自身のどの行為が愛犬の優位性を高めているのかを見極めることは、行動学に精通していないと難しいです。
ここはプロに依頼して、時間をかけてヒアリングとカウンセリングを行うことをオススメいたします。
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