犬の行動を【方法】ありきで改善しようとするから失敗する

犬の行動を【方法】ありきで改善しようとするから失敗する



応用行動分析学をマスターすれば、通常の愛犬のしつけは100%対応可能になります。

一言に問題行動と言っても、その原因は様々
例えば
【散歩中の引っ張り問題】
〜運動不足の場合〜
必要な運動量の確保、代わりに犬が満たすべき運動以外の欲求を満たす(犬行動学)

〜臭いかぎの場合〜
正の強化による飼い主へのアテンション強化(行動分析学)+臭いかぎ(犬行動学)の飽和化による行動の消去(行動分析学)

〜怖くて逃げたい〜
系統的脱感作による恐怖の克服(行動分析学)

【吠え】
〜警戒・恐怖〜
系統的脱感作による恐怖の克服(行動分析学)

〜インターホンや食事の用意〜
無条件刺激を見つけ古典的条件付け消去の作業により克服(行動分析学)

〜縄張り吠え(犬行動学)〜

〜他の犬への吠え〜
バリアフラストレーションの排除(犬の特殊な問題行動)
再社会化(犬行動学・カーミングシグナル)

【幼少期の甘噛み】
甘噛みの理解(犬行動学)
欲求の満たしと噛み分け(応用行動分析学)

※例外として異常行動による問題がある

クリッカートレーニング・ハズバンダリートレーニング・懲罰トレーニングetc
全てのトレーニング法は倫理であり、応用行動分析学は不変の理論です。

トレーニングをラーメンで例えると、応用行動分析学は麺です。麺が無ければラーメンは成立しません。なので、応用行動分析学の理解は必須なんです。
スープはトレーニング法です。味噌なのか醤油なのか豚骨なのか。消去法(直接罰)なのか対立行動法なのかシェイピング法なのか認知トレーニングなのかetc、選ぶのはトレーナーの倫理なわけです。

応用行動分析学は、特定のトレーニング法ではない分、知識を共用でき、どの犬に対しても用いることができるツールなのです。