愛犬の留守番中の問題行動 原因は心の問題?しつけの問題?

コロナ自粛によるペット需要の増加と、在宅時間の増加によるしつけトラブルが増えていますね。
特に目にするのが【分離不安症】
愛犬と一緒に過ごす時間が増えるのはいいことですが、そのために今度は愛犬が飼い主さんから離れられなくなってしまう。
そもそも犬は非常に孤独に弱いので、留守番や孤独に強いプレッシャーを感じます。

ですが、実は分離不安症と言われながらも、そこまで深刻ではないケースがほとんどです。
獣医さんやドッグトレーナーは、症状に難しい固有名詞をつけたがるのはよくある傾向です。

決めつけはいけませんが、分離不安症の特徴として、自傷行為や破壊行為がよく見られます。
血が出るまで尻尾を噛んでしまうとか、ゲージやクッションを噛みちぎってしまう、1時間でも2時間でも諦めずに吠え続けるなんてのも分離不安症と疑っていいかもしれません。
そこまでの症状が出る子って、そうは多くありません。

分離不安症は心の病気なので、トレーニングのみでの改善は難しいのですが、逆にそうでなければトレーニングで改善できるということです。
分離不安症様の行動で一番多いのは吠えでしょう。飼い主の姿が見えなくなると寂しくて吠えてしまう。ご近所の手前もあるし、なんとかしたいと思いますよね。

この原因のほとんどが古典的条件付けによるもので、犬の中で「出かける準備」と「留守番(孤独)」が結びついた結果です。

在宅中は愛犬をリビングにフリーにしていて、出かける時だけサークルに入れる、などは古典的条件付けが成立しやすいです。

このようなケースの対処は簡単で、古典的条件付けを破棄すればいいわけです。
つまり、在宅中でもサークルに入れる時間を作ること。
愛犬をサークルに入れるけれども出かけないでサークルの側で仕事をする。
コートを羽織り、鞄を持って出かける準備をするんだけど出かけない。
こういった生活を繰り返すと、古典的条件付けは破棄され、サークルに入ることや留守番することに強いプレッシャーを感じなくなります。

ひと手前かかりますが、愛犬のため、ご自分の生活のためにトレーニングに手間を惜しまず、ぜひチャレンジしてみてください。

そして、「これはまずいかな?」と思ったら、すぐにプロトレーナーに相談することです。
しばらく様子を見ようなんて思ってると、大抵問題は悪化します。
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【愛犬の問題行動専門ドッグトレーナー】
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